2007.12.09

あなたを愛してる ヴァル・ウィーゼナンド

初めて読んだ、というか古本屋で初めて知った作家です。あんまり有名じゃないですよね??お試しで買ってみました。

ヒロインは介助犬(作中では奉仕犬と書かれてました)の養成士。ある日訓練中の犬を連れてショッピングセンターに行くと、たくましい腕のヒーローに目を奪われる。車椅子に乗っていたヒーローはまだ慣れない様子で、エレベーターの乗降で立ち往生してしまった。ヒロインはあえて手を貸さずに、彼を励ました。無事降りることができたヒーローはヒロインを食事に誘う。ヒロインはそこで自分の仕事について説明し、自分の働いてる協会に登録して介助犬の助けを得ることができると説明した。翌日ヒーローは協会にやってきて、とんとん拍子に話が進んで、ヒロインが訓練していた犬とパートナーになることが決まった。

ヒロインは両親、そして兄弟たちの離婚を見て育ったため、恋愛にも結婚にも懐疑的。男性が近寄ってくることを許しません。ヒーローに対しても早々にお付き合いする気はありません宣言をしています。しかしそうはいっても惹かれ合っているのは周囲にもまるわかり。
ヒーローの方は仕事中の事故で半身不随になってしまったことをまだ受け入れきれていませんが、健常者と変わらぬ扱いで接してくれるヒロインと出会って、大きく前進します。とはいえ後遺症のために婚約者に捨てられたことが大きな傷になっています。
それぞれ問題を抱えた二人ですが、ヒーローのパートナーとなった介助犬が仕事をまったくしないため、ヒロインがヒーロー宅に泊り込みで指導に当たることになり、すこしづつ心を寄せていきます。
こういう設定だと障害のあるヒーローのほうが頑なになりそうですが、ヒロインの臆病のほうが勝ってましたね。ヒーローのほうが自分の気持ちを自覚してるし、積極的でした。やっぱりヒロインのおかげで自分の男性機能が正常だってわかったからですかね。
ヒロインの職業も考えてでしょうが、ヒーローの障害が安易に治ったりしなかったので良かったです。ファンタジーもいいですが、二人で乗り越えていくことにもロマンスの醍醐味はありますから。
機会があったら他の作品も読んでみたいです。
ヒーローメロメロ度80