2008.03.30
レディの願い ジェニファー・クルージー
レディの願い(HA-6) ジェニファー・クルージー
正直言ってこのアフロディーテの表紙は最近の文庫系の表紙と同じで手抜き感が否めません。オリジナルの絵の表紙は中にはレジに持っていくのが憚られるような濃ーいものもありますが、あのコテコテ感が妙にツボに来るときもありますw昔の絵はちゃんと内容に会わせたものが多くて、主人公たちの容姿はもちろん服装やシチュエーションもちゃんと設定されていて芸が細かなーと感心します。CDじゃないけどジャケ買いしたこともありますw
ヒロインは6歳のとき両親が事故でなくなり、以後大おじアーマンドに引き取られて暮らしてきた。その大おじが亡くなって以来、彼が毎日几帳面につけてきた日記が見つからない。ヒロインは実質的に自分を育ててくれた執事と家政婦の面倒を見るため大おじの遺産を受け取りたいがそれにはその日記が必要で、誰が盗んだのか調べるべく探偵を雇うことに。ヒロインの当初の計画としては三流の探偵を雇いひと騒ぎ起こしてもらえれば日記を盗んだ人が返してくれるだろうと考えていたが、いかにもうらぶれた事務所で雇った探偵・ヒーローはヒロインの希望は無視して自分のやりたいように調査を始めた。
勝手な印象ですが、ストーリーや設定はクレンツに、ヒーローはラス・スモールを彷彿とさせます。どこかおかしくてどたばたしているわりにとぼけた味わいの作品となっております。
クルージーのヒロインは真面目なタイプが多いですが、このヒロインもやはりその傾向があるます。とはいえ元夫が金に釣られてヒロインと離婚したことなどもあって、男性に対してはかなり辛らつになってるようです。
ヒーローはというと、彼の本業は証券ブローカー、仕事に倦んでハードボイルド探偵への憧れから私立探偵の免許を取ったことをきっかけに知り合いと賭けをして探偵事務所を一年だけ開くことに。半分くらいは素人なためか、マッチョな気質ではないけれど、けっこうしつこくて頑固、そしてマイペースです。
死んだ大おじは極めつけのろくでなしで、ヒロインを引き取ったのも愛人だった家政婦を引き止めるため、当然ヒロインに愛情はないまま。そのほか詐欺、借金の踏み倒し、愛人を囲っておきながら金のために別の女性と結婚などやりたい放題の人生を送ってきたようです。
不思議なのはヒロインが結局ずっとその大おじと一緒にいたこと。子供の頃はいざ知らず成人したらさっさと出て行けばよかったのでは??というのもヒロインには他にジオとクロードという大おじがいて彼らもいろいろ問題はありますが、ヒロインを溺愛していることは間違いないから。面倒を見てくれた執事と家政婦と一緒にいたかったにしても執事の給料はそもそももジオが払ってくれてるんだし、3人揃ってジオのところにでも行ったらよかったのではないかと。それができない理由って書いてありました??それに後見人とはいえヒロインは結婚経験もある34歳の女性だし、車の勝手な交換も含めてなぜ大おじの言いなりになる必要があるのかとその辺が不思議でした。
おかしいといえばヒロインの元夫もヘンでしたね。お金持ちのはずなのに、50万ドルでヒロインを捨てて、更に今回やり直したいといってくる。結局お前は何がしたいのかと、誰か突っ込んでやってください。
執事に家政婦、クロード、ジオに彼の孫カーロと登場人物の大半がヒロインを愛している中さらそれにヒーローが加わるという構図になっております。ただ大おじ二人とその孫の愛情は少々見当違いな方向に向いているためカーロに殴られながらもヒーローが方向転換を図るよう勤めます。
ヒーローは独身主義だと当初は嘯いていたのですが、彼女は美人というほどではないとあかれこれいい訳しながらもいつのまにやら変更していますwしかしこのヒーロー、司書マニアかと思うほど司書とばかり付き合っていたようです、なんかちょっと怖い・・・。
ふたりのロマンスよりも、へんてこりんな脇役とおかしな事件のほうがインパクトある作品でしたね。
ヒーローメロメロ度75
正直言ってこのアフロディーテの表紙は最近の文庫系の表紙と同じで手抜き感が否めません。オリジナルの絵の表紙は中にはレジに持っていくのが憚られるような濃ーいものもありますが、あのコテコテ感が妙にツボに来るときもありますw昔の絵はちゃんと内容に会わせたものが多くて、主人公たちの容姿はもちろん服装やシチュエーションもちゃんと設定されていて芸が細かなーと感心します。CDじゃないけどジャケ買いしたこともありますw
ヒロインは6歳のとき両親が事故でなくなり、以後大おじアーマンドに引き取られて暮らしてきた。その大おじが亡くなって以来、彼が毎日几帳面につけてきた日記が見つからない。ヒロインは実質的に自分を育ててくれた執事と家政婦の面倒を見るため大おじの遺産を受け取りたいがそれにはその日記が必要で、誰が盗んだのか調べるべく探偵を雇うことに。ヒロインの当初の計画としては三流の探偵を雇いひと騒ぎ起こしてもらえれば日記を盗んだ人が返してくれるだろうと考えていたが、いかにもうらぶれた事務所で雇った探偵・ヒーローはヒロインの希望は無視して自分のやりたいように調査を始めた。
勝手な印象ですが、ストーリーや設定はクレンツに、ヒーローはラス・スモールを彷彿とさせます。どこかおかしくてどたばたしているわりにとぼけた味わいの作品となっております。
クルージーのヒロインは真面目なタイプが多いですが、このヒロインもやはりその傾向があるます。とはいえ元夫が金に釣られてヒロインと離婚したことなどもあって、男性に対してはかなり辛らつになってるようです。
ヒーローはというと、彼の本業は証券ブローカー、仕事に倦んでハードボイルド探偵への憧れから私立探偵の免許を取ったことをきっかけに知り合いと賭けをして探偵事務所を一年だけ開くことに。半分くらいは素人なためか、マッチョな気質ではないけれど、けっこうしつこくて頑固、そしてマイペースです。
死んだ大おじは極めつけのろくでなしで、ヒロインを引き取ったのも愛人だった家政婦を引き止めるため、当然ヒロインに愛情はないまま。そのほか詐欺、借金の踏み倒し、愛人を囲っておきながら金のために別の女性と結婚などやりたい放題の人生を送ってきたようです。
不思議なのはヒロインが結局ずっとその大おじと一緒にいたこと。子供の頃はいざ知らず成人したらさっさと出て行けばよかったのでは??というのもヒロインには他にジオとクロードという大おじがいて彼らもいろいろ問題はありますが、ヒロインを溺愛していることは間違いないから。面倒を見てくれた執事と家政婦と一緒にいたかったにしても執事の給料はそもそももジオが払ってくれてるんだし、3人揃ってジオのところにでも行ったらよかったのではないかと。それができない理由って書いてありました??それに後見人とはいえヒロインは結婚経験もある34歳の女性だし、車の勝手な交換も含めてなぜ大おじの言いなりになる必要があるのかとその辺が不思議でした。
おかしいといえばヒロインの元夫もヘンでしたね。お金持ちのはずなのに、50万ドルでヒロインを捨てて、更に今回やり直したいといってくる。結局お前は何がしたいのかと、誰か突っ込んでやってください。
執事に家政婦、クロード、ジオに彼の孫カーロと登場人物の大半がヒロインを愛している中さらそれにヒーローが加わるという構図になっております。ただ大おじ二人とその孫の愛情は少々見当違いな方向に向いているためカーロに殴られながらもヒーローが方向転換を図るよう勤めます。
ヒーローは独身主義だと当初は嘯いていたのですが、彼女は美人というほどではないとあかれこれいい訳しながらもいつのまにやら変更していますwしかしこのヒーロー、司書マニアかと思うほど司書とばかり付き合っていたようです、なんかちょっと怖い・・・。
ふたりのロマンスよりも、へんてこりんな脇役とおかしな事件のほうがインパクトある作品でしたね。
ヒーローメロメロ度75
2008.03.25
夜ふけの恋人 ジェニファー・クルージー
夜ふけの恋人(HA11) ジェニファー・クルージー
他社の文庫の作品で注目されるようになってから、ハーレクインでもせっせと出版されていますね。この作品も原書は1996年とちょっと前の作品を引っ張り出してきた感じ??いや、もちろんファンとしては嬉しい限りです。これからもお願いいたします>急に低姿勢かい
ヒロインは小さな町のローカルラジオ局のプロデューサー、担当していた番組のDJと付き合っていたが、自分のアシスタントだった若い女性に乗り換えられた上、番組から担当を外され深夜番組に回されてしまった。飲みに行ったバーで元恋人となったDJと鉢合わせになりそうになったヒロインは、その場にいたヒーローに恋人の振りを頼んだ。ヒーローは病気療養中のDJの代わりとして6週間ほどヒロインのいるラジオ局で働くことになリ、この街にやってきたばかりだった。恋人の振りをしてキスをしてきたヒーローに好感を持ったヒロインは失恋の痛手を癒すため、彼と後腐れのない関係を持とうと考えた。一方ヒーローは実は父親の友人であるラジオ局の社長に頼まれて脅迫状の調査に来たのだった。
文庫に比べるとやはりボリュームが少ないため、やや軽い感じで終始している気はしますが、クルージーらしいユーモアとちょっとおかしな人たちが詰まった作品となっています。
ヒロインは仕事熱心で、ろくでなしのDJと付き合っていたのも仕事のうちだったとルームメイトに言われるほどです。ヒーローの番組を担当することになると彼をスターにしようと躍起になっています。しかしヒーローの方は父親たちに頼まれてしぶしぶ引き受けた調査をするために、目立つのごめんだと思っています。でもねー、ヒーローがスターになりたくないと拒むのはちょっと腹立たしいのさ。ヒロインにしてみれば自分の仕事をしているのであって、それを都合が悪いからって否定するなよ、とヒーローに言いたい。ヒロインはヒーローの都合なんて知らないんだし(ヒーローが言わないから)、あくまで番組をヒットさせようとしているのであって、その一環としてヒーローを人気者にしようとしてるわけでしょ、責められる筋合いじゃないよ。それにスターになりたくない理由は、調査だけではなく彼自身のモラトリアムな性格によるところもあるし。
にしてもヒロインは局内でかなり評価が高いのに、自分の私的な都合で適当に使う社長の無節操さにびっくりです。ラジオ局は趣味でやってるんでしょうか。奥さんのほうがしっかりしてるし、いっそ全部任せてしまえばいいのにねぇ。
ヒロインのルームメイトはゲイなんですが、料理上手でアドヴァイスは的確、泣きたいときには胸も貸してくれるという典型的な女性が夢見るゲイ友でした。ちょっとソツがなさ過ぎる気もしますが・・・。
一方ヒーローにアドバイスをくれる遠吠えDJは、妻が出て行ったのはとっくの昔なのにまるで昨日のことのように語っています。しかしこの人、自分のことはてんで駄目でもヒーローにはっぱをかけるのは得意のようで、虚実織り交ぜつつヒーローのお尻を叩いていましたw
仕事に生きてきたヒロインと、父親に反発して根無し草生活を送ってきたヒーローがセックスで始まった関係からけっこう派手にぶつかりつつ、互いへの気持ちを深めていきます。
話のノリは軽いのに、最終的には麻薬の医療目的の使用やら、正義とは何か罪とは何なのか、などと随分と重い話が出てきますが、全体的には明るく軽快なテンポで進みます。
死にそうなのにビリー・ジョエルを聴くとミルクを飲む子犬などいかにもクルージーらしいエピソードでしたね。
ヒーローメロメロ度80
他社の文庫の作品で注目されるようになってから、ハーレクインでもせっせと出版されていますね。この作品も原書は1996年とちょっと前の作品を引っ張り出してきた感じ??いや、もちろんファンとしては嬉しい限りです。これからもお願いいたします>急に低姿勢かい
ヒロインは小さな町のローカルラジオ局のプロデューサー、担当していた番組のDJと付き合っていたが、自分のアシスタントだった若い女性に乗り換えられた上、番組から担当を外され深夜番組に回されてしまった。飲みに行ったバーで元恋人となったDJと鉢合わせになりそうになったヒロインは、その場にいたヒーローに恋人の振りを頼んだ。ヒーローは病気療養中のDJの代わりとして6週間ほどヒロインのいるラジオ局で働くことになリ、この街にやってきたばかりだった。恋人の振りをしてキスをしてきたヒーローに好感を持ったヒロインは失恋の痛手を癒すため、彼と後腐れのない関係を持とうと考えた。一方ヒーローは実は父親の友人であるラジオ局の社長に頼まれて脅迫状の調査に来たのだった。
文庫に比べるとやはりボリュームが少ないため、やや軽い感じで終始している気はしますが、クルージーらしいユーモアとちょっとおかしな人たちが詰まった作品となっています。
ヒロインは仕事熱心で、ろくでなしのDJと付き合っていたのも仕事のうちだったとルームメイトに言われるほどです。ヒーローの番組を担当することになると彼をスターにしようと躍起になっています。しかしヒーローの方は父親たちに頼まれてしぶしぶ引き受けた調査をするために、目立つのごめんだと思っています。でもねー、ヒーローがスターになりたくないと拒むのはちょっと腹立たしいのさ。ヒロインにしてみれば自分の仕事をしているのであって、それを都合が悪いからって否定するなよ、とヒーローに言いたい。ヒロインはヒーローの都合なんて知らないんだし(ヒーローが言わないから)、あくまで番組をヒットさせようとしているのであって、その一環としてヒーローを人気者にしようとしてるわけでしょ、責められる筋合いじゃないよ。それにスターになりたくない理由は、調査だけではなく彼自身のモラトリアムな性格によるところもあるし。
にしてもヒロインは局内でかなり評価が高いのに、自分の私的な都合で適当に使う社長の無節操さにびっくりです。ラジオ局は趣味でやってるんでしょうか。奥さんのほうがしっかりしてるし、いっそ全部任せてしまえばいいのにねぇ。
ヒロインのルームメイトはゲイなんですが、料理上手でアドヴァイスは的確、泣きたいときには胸も貸してくれるという典型的な女性が夢見るゲイ友でした。ちょっとソツがなさ過ぎる気もしますが・・・。
一方ヒーローにアドバイスをくれる遠吠えDJは、妻が出て行ったのはとっくの昔なのにまるで昨日のことのように語っています。しかしこの人、自分のことはてんで駄目でもヒーローにはっぱをかけるのは得意のようで、虚実織り交ぜつつヒーローのお尻を叩いていましたw
仕事に生きてきたヒロインと、父親に反発して根無し草生活を送ってきたヒーローがセックスで始まった関係からけっこう派手にぶつかりつつ、互いへの気持ちを深めていきます。
話のノリは軽いのに、最終的には麻薬の医療目的の使用やら、正義とは何か罪とは何なのか、などと随分と重い話が出てきますが、全体的には明るく軽快なテンポで進みます。
死にそうなのにビリー・ジョエルを聴くとミルクを飲む子犬などいかにもクルージーらしいエピソードでしたね。
ヒーローメロメロ度80
2008.03.09
嘘でもいいから ジェニファー・クルージー
ショックです・・・。ようやく書き終えた記事が消えちゃった。保存寸前だったのでまったく残っていない、がっかりだよ・・・・とほほ。
ヒロインは生まれ育った小さな町で教師となり、高校時代からのボーイフレンドと結婚して一人娘がいる。あるとき夫の車を掃除していると黒いパンティが見つかる。5年前に続いての浮気だ。今度こそ離婚しよう、でも娘は父親を慕っているし街の人々にあれこれ言われるのも嫌だと思い悩むヒロインの元に高校時代の初体験の相手であるヒーローが現れる。
ヒーローはヒロインよりひとつ下で子供の頃から彼女に憧れていた。車の後部座席で彼女と関係を持ったものの、翌日以降彼女が口を利いてくれなくなり、恋は破れた。その後街を出て会計士となり、同じ街出身の女性と結婚するも離婚、その別れた前妻から婚約者の取り引きに不備がないか相手にだまされていないか調べてほしいと頼まれた。断ってもよかったのだが当の取引相手がヒロイン夫と知ってやることに。夫を探してヒロインの家に行き、彼女と再会したのだった。
まず主人公二人の関係が不倫状態にあるので、苦手な方は要注意。私も好きではないですがどうにか流して進むことにします。
ヒロインが高校時代ヒーローと関係を持ったきっかけは、当時はボーイフレンドだった夫が別の女の子とキスしていたから。そして今回も夫の浮気へのあてつけにヒーローと寝ようとしますが、前回の二の舞はいやだというヒーローに断られます。最も結局その後いい雰囲気になってことに至るのですが・・・。なんにしてもヒロインはヒーローの存在を軽く見ていますね。だいたいまだ結婚してるでしょうが。せめて離婚申請してからにしてくれい。
一方ヒーローはずっと憧れていたヒロインに一晩で捨てられたことをずっと引きずっていた模様。正直ヒロインのどこにそんなに惚れたのかよくわかりません。ヒーローは母親に捨てられ叔母夫妻に育てられ小さな街の問題児だったため、優等生で街での評判もいいヒロインを高嶺の花のように憧れていたのでしょうか。
人目を気にしながらも進んでいく二人のロマンスと、ヒロイン夫の不正が徐々に明らかになって物語は進みます。
クルージー作品にしては登場人物はかなり普通でした。そんな中一人毒気を吐きまくっているヒロイン祖母が強烈でしたw優等生で絶えず人目を気にしながら生きている娘と孫(ヒロイン)をけちょんけちょんにぶった切っています。ヒロインも途中からはもういい子なんて嫌だと思い始めるんですが、自分の娘に対してはいつまでもいい子でいてほしいと相変わらず思ってしまいます。難しいところですね。
ヒロインの言動には共感できないところもあったけれど、ずっとヒロインを忘れられず再会してからはどんな状況にあってもヒロインへの愛を貫いているメロメロヒーローはとにかく素敵でしたw
それにしたってずっと親友だったのに筆跡がわからない??女の子同士でそれはちょっと考えられないような気が、だいたい筆跡ってそんなに変わらないものだと思うんですけどね。日ペンの美子ちゃんにでも習ったのか。
ヒーローメロメロ度85
そして著しいネタバレ話は続く・・・続きを読む
ヒロインは生まれ育った小さな町で教師となり、高校時代からのボーイフレンドと結婚して一人娘がいる。あるとき夫の車を掃除していると黒いパンティが見つかる。5年前に続いての浮気だ。今度こそ離婚しよう、でも娘は父親を慕っているし街の人々にあれこれ言われるのも嫌だと思い悩むヒロインの元に高校時代の初体験の相手であるヒーローが現れる。
ヒーローはヒロインよりひとつ下で子供の頃から彼女に憧れていた。車の後部座席で彼女と関係を持ったものの、翌日以降彼女が口を利いてくれなくなり、恋は破れた。その後街を出て会計士となり、同じ街出身の女性と結婚するも離婚、その別れた前妻から婚約者の取り引きに不備がないか相手にだまされていないか調べてほしいと頼まれた。断ってもよかったのだが当の取引相手がヒロイン夫と知ってやることに。夫を探してヒロインの家に行き、彼女と再会したのだった。
まず主人公二人の関係が不倫状態にあるので、苦手な方は要注意。私も好きではないですがどうにか流して進むことにします。
ヒロインが高校時代ヒーローと関係を持ったきっかけは、当時はボーイフレンドだった夫が別の女の子とキスしていたから。そして今回も夫の浮気へのあてつけにヒーローと寝ようとしますが、前回の二の舞はいやだというヒーローに断られます。最も結局その後いい雰囲気になってことに至るのですが・・・。なんにしてもヒロインはヒーローの存在を軽く見ていますね。だいたいまだ結婚してるでしょうが。せめて離婚申請してからにしてくれい。
一方ヒーローはずっと憧れていたヒロインに一晩で捨てられたことをずっと引きずっていた模様。正直ヒロインのどこにそんなに惚れたのかよくわかりません。ヒーローは母親に捨てられ叔母夫妻に育てられ小さな街の問題児だったため、優等生で街での評判もいいヒロインを高嶺の花のように憧れていたのでしょうか。
人目を気にしながらも進んでいく二人のロマンスと、ヒロイン夫の不正が徐々に明らかになって物語は進みます。
クルージー作品にしては登場人物はかなり普通でした。そんな中一人毒気を吐きまくっているヒロイン祖母が強烈でしたw優等生で絶えず人目を気にしながら生きている娘と孫(ヒロイン)をけちょんけちょんにぶった切っています。ヒロインも途中からはもういい子なんて嫌だと思い始めるんですが、自分の娘に対してはいつまでもいい子でいてほしいと相変わらず思ってしまいます。難しいところですね。
ヒロインの言動には共感できないところもあったけれど、ずっとヒロインを忘れられず再会してからはどんな状況にあってもヒロインへの愛を貫いているメロメロヒーローはとにかく素敵でしたw
それにしたってずっと親友だったのに筆跡がわからない??女の子同士でそれはちょっと考えられないような気が、だいたい筆跡ってそんなに変わらないものだと思うんですけどね。日ペンの美子ちゃんにでも習ったのか。
ヒーローメロメロ度85
そして著しいネタバレ話は続く・・・続きを読む
2008.02.24
恋におちる確率 ジェニファー・クルージー
人気作家の争奪戦は続きます。今回はジェニファー・クルージーがライムブックスから登場。このロマンス小説の出版合戦はいつまで続くんでしょうか。ちゃんと定着すればいいけど、一時で終わりそうな気がしないでもない。
ヒロインは父親の保険会社で働く保険数理士、付き合って2ヶ月の彼氏にベッドに行かないことを理由に振られたばかり。3週間後には妹の結婚式で花嫁介添え人をするのにダイエットは不首尾に終わり、母親が気に入っていた彼氏には振られエスコートしてくれる人もいなくなってしまった。しかも別れた彼氏がクラブで一緒にいたハンサムな男性と1ヶ月以内に自分をベッドに連れ込めるか賭けをしているのを立ち聞きしてしまった。相手の男性・ヒーローは案の定ヒロインに声をかけてきた。下劣な賭けのためだと思い腹を立て、いやみを連発するヒロインに対して、なぜ彼女が初対面の自分にこんなにつれないのかいぶかるヒーロー。実はヒーローはヒロインの元彼氏が言い出したばかげた賭けに乗るつもりはなく、相手がクライアントであるためてきとうに話を会わせていただけだった。
最初に裏のあらすじを読んだときには、すわろくでなしヒーローか?!と思いましたが、違いました。ヒーローはちゃんと良識をわきまえた大人の男性でした。よかったよかったw
ヒロインは太めでそのことで常に母親のお小言をくらい、妹の結婚式できついドレスを着なければならないためダイエットに励んでいますが、成功の道は遠いようです。というのもヒロインがあまりにもおいしそうに食べる様子にほれ込んだヒーローが次々と誘惑してくるから。行きつけのレストランのチキンマルサラ、ホットドッグにドーナツ、アイスクリームと誘惑の嵐ですw
ヒロインはハンサムで女たらしという噂もあるヒーローが自分を誘ってくるのは賭けのためだと思う半面、ありのままの彼女を受け入れてくれるヒーローに惹かれていきます。一方ヒーローも今まで付き合っていたような女性とは違う、率直でけっこう毒舌、保守的なのに派手な靴を履き、惚れ惚れするような健啖家ヒロインに惹かれていきます。
ヒロインは賭けのことでヒーローを信じきれず、ヒーローは家庭環境の問題などもあって真剣に女性を愛したことがなく、それぞれの問題で二人の関係は一進一退を繰り返します。
クルージーのストーリーに欠かせない一癖ある騒々しい脇役たちも欠かせません。主人公たちの親友たちもそれぞれ恋に落ち、物語に彩を添えています。しかしリザたちが別れちゃったのはさすがに3組全員がくっついちゃうの不自然という作者の計算が働いたのからでは・・・。
更にヒロインを振ったくせに未練たらたらの元彼氏とヒーローと結婚するつもりだった元彼女がばかばかしくなるような恋人奪還策を計画して話を盛り上げます。
それぞれの家族も登場して、ヒロイン一家は結婚間近の妹とそのぼんくら婚約者、ダイエットとファッションにしか興味のない母親、過保護な父親とにぎやか。ヒーロー一家は名門であることを鼻にかけ家業の弁護士にならなかったヒーローを責める両親、自己中心的な兄、そんな夫の欠点を知りながらも愛している兄嫁、家族に萎縮する甥。この甥がいたくヒロインを気に入って一緒にあれこれ食べたがって大変かわいいです。
ロマンス部分はありがちな話ですが、こうした多彩な登場人物と食べ物などの細やかな描写で凡作ではないユーモアあふれる佳品となっています。
とりわけヒロイン宅に紛れ込んできた猫のエルヴィスは秀逸で、自分でステレオのスイッチをいれプレスリーに耳を傾けていますw
でもヒロインが太目の場合、問題は大きな胸でもお尻でもなく腹だと思うんですけど、その部分の描写はあまりなかったですね、せいぜいウエストがないというくらい。そこはやはりファンタジー?
クルージーの作品にしては主人公もそのほかの脇役も比較的まともで奇矯なところがない分こじんまりした印象ではありますが、楽しい気分になりたいときにお勧めの作品です。
ヒーローメロメロ度 80
ヒロインは父親の保険会社で働く保険数理士、付き合って2ヶ月の彼氏にベッドに行かないことを理由に振られたばかり。3週間後には妹の結婚式で花嫁介添え人をするのにダイエットは不首尾に終わり、母親が気に入っていた彼氏には振られエスコートしてくれる人もいなくなってしまった。しかも別れた彼氏がクラブで一緒にいたハンサムな男性と1ヶ月以内に自分をベッドに連れ込めるか賭けをしているのを立ち聞きしてしまった。相手の男性・ヒーローは案の定ヒロインに声をかけてきた。下劣な賭けのためだと思い腹を立て、いやみを連発するヒロインに対して、なぜ彼女が初対面の自分にこんなにつれないのかいぶかるヒーロー。実はヒーローはヒロインの元彼氏が言い出したばかげた賭けに乗るつもりはなく、相手がクライアントであるためてきとうに話を会わせていただけだった。
最初に裏のあらすじを読んだときには、すわろくでなしヒーローか?!と思いましたが、違いました。ヒーローはちゃんと良識をわきまえた大人の男性でした。よかったよかったw
ヒロインは太めでそのことで常に母親のお小言をくらい、妹の結婚式できついドレスを着なければならないためダイエットに励んでいますが、成功の道は遠いようです。というのもヒロインがあまりにもおいしそうに食べる様子にほれ込んだヒーローが次々と誘惑してくるから。行きつけのレストランのチキンマルサラ、ホットドッグにドーナツ、アイスクリームと誘惑の嵐ですw
ヒロインはハンサムで女たらしという噂もあるヒーローが自分を誘ってくるのは賭けのためだと思う半面、ありのままの彼女を受け入れてくれるヒーローに惹かれていきます。一方ヒーローも今まで付き合っていたような女性とは違う、率直でけっこう毒舌、保守的なのに派手な靴を履き、惚れ惚れするような健啖家ヒロインに惹かれていきます。
ヒロインは賭けのことでヒーローを信じきれず、ヒーローは家庭環境の問題などもあって真剣に女性を愛したことがなく、それぞれの問題で二人の関係は一進一退を繰り返します。
クルージーのストーリーに欠かせない一癖ある騒々しい脇役たちも欠かせません。主人公たちの親友たちもそれぞれ恋に落ち、物語に彩を添えています。しかしリザたちが別れちゃったのはさすがに3組全員がくっついちゃうの不自然という作者の計算が働いたのからでは・・・。
更にヒロインを振ったくせに未練たらたらの元彼氏とヒーローと結婚するつもりだった元彼女がばかばかしくなるような恋人奪還策を計画して話を盛り上げます。
それぞれの家族も登場して、ヒロイン一家は結婚間近の妹とそのぼんくら婚約者、ダイエットとファッションにしか興味のない母親、過保護な父親とにぎやか。ヒーロー一家は名門であることを鼻にかけ家業の弁護士にならなかったヒーローを責める両親、自己中心的な兄、そんな夫の欠点を知りながらも愛している兄嫁、家族に萎縮する甥。この甥がいたくヒロインを気に入って一緒にあれこれ食べたがって大変かわいいです。
ロマンス部分はありがちな話ですが、こうした多彩な登場人物と食べ物などの細やかな描写で凡作ではないユーモアあふれる佳品となっています。
とりわけヒロイン宅に紛れ込んできた猫のエルヴィスは秀逸で、自分でステレオのスイッチをいれプレスリーに耳を傾けていますw
でもヒロインが太目の場合、問題は大きな胸でもお尻でもなく腹だと思うんですけど、その部分の描写はあまりなかったですね、せいぜいウエストがないというくらい。そこはやはりファンタジー?
クルージーの作品にしては主人公もそのほかの脇役も比較的まともで奇矯なところがない分こじんまりした印象ではありますが、楽しい気分になりたいときにお勧めの作品です。
ヒーローメロメロ度 80
2007.12.07
危ない恋人 ジェニファー・クルージー
とぼけたユーモアのある作品で人気のジェニファー・クルージー。二見で出ている作品はどうも他の方のレヴューを読む限り苦手な系統っぽくて未読で読まず嫌いだったんですが、HQ印の作品を読んでみたら案外いけるので、いつか挑戦してみたいです。もう少し心が広くなったら・・・<そんな日は来るのか〜
ヒロインは夫の浮気現場を目撃して離婚したばかり、そもそも結婚したこと自体が過ちだったと思い落ち込んでいる。せめて元夫になぜかを説明してもらいたくて、世話焼きな姉と元夫が来るというレストランで食事をしていると、革ジャンを着て危険そうな雰囲気を漂わせたヒーローと出会う。ヒーローはヒロインの元夫と同じ名前の横領犯を追っている刑事で、ヒロインが元夫の名前を口にするのを聞いて容疑者の関係者ではないかと勘違いする。疑いはすぐに晴れたが、何者かがヒロインを狙撃したため、ヒーローは彼女が事件に巻き込まれているのではないかと考える。
メロメロヒーローですなwヒーローは36歳、もはや若いとはいえない年齢に過剰に反応しています。結婚なんてとんでもないし、落ち着くつもりもないといってますが、あっという間に覆ります。ヒーロー相棒の鋭い突っ込みとすっかり変わったヒーローへの驚きぶりがおかしい。
ヒロインは離婚に落ち込んでいるものの、そもそも結婚自体間違いだったと冷静に分析して、おかしな3匹の犬との生活を送っています。夫の浮気相手がブロンドだったため、自分もブロンドに染めてみますが失敗、直そうとしたら今度は緑に。髪の染色を失敗すると緑になるのはなぜでしょう。染料の問題でそうなるんでしょうか。かつてアン・シャーリー嬢もそんな失敗をしてましたね。
ヒーローはヒロインの髪が何色だろうと頓着せず(最終的には赤毛に)、彼女に惹かれていきます。彼女を守るために彼女の家に泊まりこんでいるうちに、料理を作ったり、3匹の犬とも仲良くなったり、すっかり落ち着いちゃってます。仕事中に見つけたみすぼらしい犬を見捨てたらヒロインに怒られるからと連れて帰ったりもします。
ヒロインはといえばヒーローに惹かれているものの、自分の男を見る目に自信が持てず、躊躇してしまいますが、ヒーローの危機を目の当たりにしたことをきっかけに自分の気持ちを受け入れます。
一応ミステリ要素もあるんですが、まあオマケ程度です。もうちょっとヒロインの元夫の描写があればロマンティックサスペンスになったかもしれないですけど、ボリューム少ないし基本的にロマンス路線なのでこれでいいのかも。
最後のヒーローのプロポーズは大変よかったです。「犬たちは男の子だから男親が必要だ」最高です。おかしな犬たちも、ちょっととぼけたヒロインもとってもかわいかったです。
ヒーローメロメロ度90
ヒロインは夫の浮気現場を目撃して離婚したばかり、そもそも結婚したこと自体が過ちだったと思い落ち込んでいる。せめて元夫になぜかを説明してもらいたくて、世話焼きな姉と元夫が来るというレストランで食事をしていると、革ジャンを着て危険そうな雰囲気を漂わせたヒーローと出会う。ヒーローはヒロインの元夫と同じ名前の横領犯を追っている刑事で、ヒロインが元夫の名前を口にするのを聞いて容疑者の関係者ではないかと勘違いする。疑いはすぐに晴れたが、何者かがヒロインを狙撃したため、ヒーローは彼女が事件に巻き込まれているのではないかと考える。
メロメロヒーローですなwヒーローは36歳、もはや若いとはいえない年齢に過剰に反応しています。結婚なんてとんでもないし、落ち着くつもりもないといってますが、あっという間に覆ります。ヒーロー相棒の鋭い突っ込みとすっかり変わったヒーローへの驚きぶりがおかしい。
ヒロインは離婚に落ち込んでいるものの、そもそも結婚自体間違いだったと冷静に分析して、おかしな3匹の犬との生活を送っています。夫の浮気相手がブロンドだったため、自分もブロンドに染めてみますが失敗、直そうとしたら今度は緑に。髪の染色を失敗すると緑になるのはなぜでしょう。染料の問題でそうなるんでしょうか。かつてアン・シャーリー嬢もそんな失敗をしてましたね。
ヒーローはヒロインの髪が何色だろうと頓着せず(最終的には赤毛に)、彼女に惹かれていきます。彼女を守るために彼女の家に泊まりこんでいるうちに、料理を作ったり、3匹の犬とも仲良くなったり、すっかり落ち着いちゃってます。仕事中に見つけたみすぼらしい犬を見捨てたらヒロインに怒られるからと連れて帰ったりもします。
ヒロインはといえばヒーローに惹かれているものの、自分の男を見る目に自信が持てず、躊躇してしまいますが、ヒーローの危機を目の当たりにしたことをきっかけに自分の気持ちを受け入れます。
一応ミステリ要素もあるんですが、まあオマケ程度です。もうちょっとヒロインの元夫の描写があればロマンティックサスペンスになったかもしれないですけど、ボリューム少ないし基本的にロマンス路線なのでこれでいいのかも。
最後のヒーローのプロポーズは大変よかったです。「犬たちは男の子だから男親が必要だ」最高です。おかしな犬たちも、ちょっととぼけたヒロインもとってもかわいかったです。
ヒーローメロメロ度90
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