2007.10.26

最悪の花婿 キャロリン・ゼイン

最近文庫系ロマンスが多数出版されるため、それだけ読むのでいっぱいいっぱいになってしまうんですが、そうなるとかえって薄くて気楽なLなんかが無性に読みたくなります。

ヒロインは寂れつつある田舎町の老人ホームで看護婦として働きながら、いつか父親と同じ黒髪で緑の瞳の理想の男性と出会って結婚することを夢見ている。あるときいつものように神様にそのことをお願いしていると、天井からヒロインの理想どおりの男性が落っこちてくる。
ヒロインは願いが聞き届けられたとつかのま喜ぶが、その男・ヒーローはかつてヒロインをいじめていた近所の悪童で、現在は教師となって別の町で暮らしているが、ヒロインの隣に住む夫婦が彼のおじを詐欺に引っ掛けるつもりだと考えて、夫婦を探るつもりで天井裏に入り込んでいたのだ。
おじのためにとヒロインに助けを求めるヒーローに、ヒロインは半信半疑ながらも協力することに。

期待通り軽い作品ではありましたが、しかしねぇ、ヒーローもヒロインも頭は大丈夫??って感じでしたよ。29歳にもなるのに。
そもそも神様に理想の男性を本気でお願いするヒロインにびっくり。寂れた田舎町に住んでいて、新たに若い人が来る可能性なんてほぼないのに、のんきなヒロインです。
さらにすごいのは天井から落ちてきたヒーローを神様の贈り物だと思って驚きもしません。実際ヒーローはブロンドで黒髪はカツラだったんだけど。
だいたい理想の男性像が父親と同じ容姿って、どんだけファザコン??自分のセックスの相手にそんな理想を持つなんてやばいって事に気付いてください。
ヒーローもたいがい変です。他人の家の天井裏にもぐりこむのもですが、落っこちた挙句にそこにいた女性にごまかすためとはいえキスするなんて立派な犯罪者ですから!!すぐにその気になっちゃうヒロインもヒロインですが。
途中からヒロインの理想どおりの容姿の男が出てくるのですが、もちろんヒロインはこの人こそ神様がめぐり合わせてくれて人!!と決め付けます。ヒロインの性格を天然にしたいのならせめて20代前半までにしてください。それ以上だと単なるイタイ女になってしまいます。
とはいえ実は昔からヒロインが好きで、昔のいたずらも彼女の気を惹くため、再会してヒロインがまだ独身だと知って今度こそ、と頑張るヒーローは健気で良かったです。
オチも含めてある意味お似合いのバカップルでした。


ヒーローメロメロ度90