2007.11.17
あの夏の天使 タラ・ジャンセン
あとがきによれば別名義で既に何冊もロマンス小説を書いてるそうですが、そちらの作品も日本では未邦訳なので、この作品が名実ともにタラ・ジャンセンの日本デビュー作になります。「あの夏の天使」というタイトルで、緑をバックに儚げな美少女モデルというやけに爽やかな表紙、内容とあまり一致していません。原題「CrazyHot」に準ずるような邦題は考えられなかったのでしょうか。ちなみにシリーズ化されており、今後も翻訳される予定。とりあえず一作目から翻訳されてよかった、よかった。
ヒロインは博物館に勤める古生物学者。恐竜研究で著名な祖父が行方不明になったため、祖父のカレンダーに書き込まれていた町へ向かう。そこでかつて非行少年の更生の一環として祖父の発掘現場で働いたいた少年、後に空軍で活躍し英雄となり、現在は秘密組織SDFに所属するヒーローと再会する。かつて二人は会話を交わしたこともなかったが、お互いに惹かれていた。
最近流行の秘密組織(もちろん愛国心あふれる正義の味方)に所属するヒーローと、巻き込まれるヒロインというタイプの話でした(ヒロインも組織の一員というのもあるけど)。チェリー・アデアのシリーズなんかがそうですね。スーザン・ブロックマンなどが描く正規の軍人ものよりも、ノリが軽い傾向があります。作家にもよるでしょうが。
ヒーロー16歳、ヒロイン15歳ときに出会い、淡い初恋の相手ですが当時はそれきりで、ヒロインは19歳のとき歳の離れた大学教授と結婚してしまいます。かつて車泥棒をしていたヒーローはヒロイン祖父の元で働いてからは更正しますが、大学教授の車を嫉妬ゆえに盗んで改造したりしてます。
自分でも父親がほしいとわかっていながらおっさんと結婚するヒロインの気が知れません。でもロマンス小説には二十歳そこそこのヒロインと40近いヒーローの話ってけっこうありますね、ヒーローだと許されるのに、そうじゃなければエロおやじ扱いですよwちなみに私の中ではその手のヒーローもほぼエロおやじ扱いですが。
ヒロインは元夫に不感症だと思わされているという、またかーの設定。真面目ヒロインにありがちです。もちろんヒーローとは相性ばっちりですよ、ええ。行為の前にいちいち自分の傾向(不感症かも)を話さなくてはならないものなんでしょうか、ちょっと疑問。
お互いずっと忘れていなかった、特にヒーローはメロメロだしずっとヒロインのことを理想の人だと思っていて自分の気持ちも把握してるんですけど、なんかロマンス的にはいまいちでした。再会したときから外見と性的に惹かれてる描写はバンバンあるんですが、精神面というか、見た目以外で相手のここに惹かれるというような部分が薄かった気がします。なんせ非常に短い間の出来事ということもあって、せいぜい1日2日??展開が速くテンポよく進むのですが、セックス以外の二人の関係が犠牲になっています。もうちょっとその辺を描いてほしい。
ヒロイン妹とSDFのメンバーとの恋もありますが、これはまだ先に続くようです。奔放だけど実はバージンな妹が真面目な姉に異性に関して知ったかぶりアドバイスをするって、サンドラ・ブラウンの「熱き夜の香りに」にもあったな。エキセントリックな妹の言動は小説的には大目に見るべきところなんだろうけど、私が姉だったらこんな妹絶対いやです。
シリーズ第一弾ということもあってメンバー紹介もあり、次々出てくるメンバーにちょっと混乱しました。珍しいのはやはりSDFのメンバーでもあるヒーローの親友がけっこう本気でヒロインにそそられてるシーンがあるんです。こういう作品だとメンバーの恋人はどんなに魅力的でも最初から対象外!!っていうことが多いんですけど、ヒーローとヒロインのラヴシーンの声を聞いちゃったりして悩める親友でしたね。それほど深刻なものでもないでしょうが。
彼に限らず主要登場人物がヒロイン祖父以外、みんなやたらとセックスについて思いををめぐらせていた印象があります。こんなときにしてる場合かよ!!と突っ込みたくなることもありました。ホット過ぎる最近の傾向はあまり歓迎できないです。セックスではなく、ロマンスをプリーズ。
全体的にはノリがよく、テンポよく軽い感じで楽しめる作品でした。ヒロイン祖父がよかったですね。
ヒーローメロメロ度90
ヒロインは博物館に勤める古生物学者。恐竜研究で著名な祖父が行方不明になったため、祖父のカレンダーに書き込まれていた町へ向かう。そこでかつて非行少年の更生の一環として祖父の発掘現場で働いたいた少年、後に空軍で活躍し英雄となり、現在は秘密組織SDFに所属するヒーローと再会する。かつて二人は会話を交わしたこともなかったが、お互いに惹かれていた。
最近流行の秘密組織(もちろん愛国心あふれる正義の味方)に所属するヒーローと、巻き込まれるヒロインというタイプの話でした(ヒロインも組織の一員というのもあるけど)。チェリー・アデアのシリーズなんかがそうですね。スーザン・ブロックマンなどが描く正規の軍人ものよりも、ノリが軽い傾向があります。作家にもよるでしょうが。
ヒーロー16歳、ヒロイン15歳ときに出会い、淡い初恋の相手ですが当時はそれきりで、ヒロインは19歳のとき歳の離れた大学教授と結婚してしまいます。かつて車泥棒をしていたヒーローはヒロイン祖父の元で働いてからは更正しますが、大学教授の車を嫉妬ゆえに盗んで改造したりしてます。
自分でも父親がほしいとわかっていながらおっさんと結婚するヒロインの気が知れません。でもロマンス小説には二十歳そこそこのヒロインと40近いヒーローの話ってけっこうありますね、ヒーローだと許されるのに、そうじゃなければエロおやじ扱いですよwちなみに私の中ではその手のヒーローもほぼエロおやじ扱いですが。
ヒロインは元夫に不感症だと思わされているという、またかーの設定。真面目ヒロインにありがちです。もちろんヒーローとは相性ばっちりですよ、ええ。行為の前にいちいち自分の傾向(不感症かも)を話さなくてはならないものなんでしょうか、ちょっと疑問。
お互いずっと忘れていなかった、特にヒーローはメロメロだしずっとヒロインのことを理想の人だと思っていて自分の気持ちも把握してるんですけど、なんかロマンス的にはいまいちでした。再会したときから外見と性的に惹かれてる描写はバンバンあるんですが、精神面というか、見た目以外で相手のここに惹かれるというような部分が薄かった気がします。なんせ非常に短い間の出来事ということもあって、せいぜい1日2日??展開が速くテンポよく進むのですが、セックス以外の二人の関係が犠牲になっています。もうちょっとその辺を描いてほしい。
ヒロイン妹とSDFのメンバーとの恋もありますが、これはまだ先に続くようです。奔放だけど実はバージンな妹が真面目な姉に異性に関して知ったかぶりアドバイスをするって、サンドラ・ブラウンの「熱き夜の香りに」にもあったな。エキセントリックな妹の言動は小説的には大目に見るべきところなんだろうけど、私が姉だったらこんな妹絶対いやです。
シリーズ第一弾ということもあってメンバー紹介もあり、次々出てくるメンバーにちょっと混乱しました。珍しいのはやはりSDFのメンバーでもあるヒーローの親友がけっこう本気でヒロインにそそられてるシーンがあるんです。こういう作品だとメンバーの恋人はどんなに魅力的でも最初から対象外!!っていうことが多いんですけど、ヒーローとヒロインのラヴシーンの声を聞いちゃったりして悩める親友でしたね。それほど深刻なものでもないでしょうが。
彼に限らず主要登場人物がヒロイン祖父以外、みんなやたらとセックスについて思いををめぐらせていた印象があります。こんなときにしてる場合かよ!!と突っ込みたくなることもありました。ホット過ぎる最近の傾向はあまり歓迎できないです。セックスではなく、ロマンスをプリーズ。
全体的にはノリがよく、テンポよく軽い感じで楽しめる作品でした。ヒロイン祖父がよかったですね。
ヒーローメロメロ度90
| HOME |
