2007.09.06

そばにいるだけで エリン・マッカーシー

エリン・マッカーシーの日本では初の長編「そばにいるだけで」。あとがきでローリ・フォスター主催のコンテストをきっかけにデビューとありますが、やはり作風が似てるような気がしますね。ホットで、ユーモアがあり、家族関係が重視されるところなど、よく似ていると思います。

ヒロインは研修医、明るい性格で皆に好かれているけれど、極度におっちょこちょいで始終何かに躓いたり、物を落としたりしている。それというのも、ハンサムで冷静沈着、優秀な整形外科医のヒーローが気になっているから。
一方ヒーローもヒロインが気になってたまらず、とうとう彼女に一晩だけ付き合わないかと誘う。その夜限りでまた単なる同僚に戻るという約束で。ヒーローに憧れているヒロインはこの誘いに乗ることに。
当初は一夜だけの関係のはずが、ヒーローがサメに襲われる事故によって怪我を負い、二人の関係にも変化が。

ヒーローは父親のDVがトラウマになってまともな人付き合いができず、ヒロインにも必死で距離をとろうとします。ま、無駄な足掻きですがwだってもうとにかくヒロインを見るだけで発情&妄想ですから。
ヒロインは背が低くちょっと太めなことにコンプレックスを抱えています。また亡父のように整形外科医になりたいと思う一方自分には向いていないのではと悩んでいます。
愛情豊かで率直なヒロインが、過去に囚われて人との付き合いに距離を置くヒーローの心を少しづつときほぐし、ヒロイン自身も医者としての自分に向き合っていくという展開です。
設定は割りとありがちな話ですが、二人の心情(+ホットなシーン)に充分ページを割いて書かれているため、ロマンスを堪能できますw重い話はちょっと・・・という時にどうぞ。